ジャケット「後ろ中心のキセ」

ジャケットやコートに限らず・・・

「裏付き」の場合は裏地に「キセ」を入れますね。

「キセ」を入れずに表地と同寸にすると、

縫いズレによって寸法に誤差が出た場合に「裏地に対して表地が余る」

こんな現象を回避する為のような気がします。

逆に内側の裏地が余っても、中で遊んでいる分には特に問題はないと思います。

裏地の「キセ」は表地の面積に対しての「ゆとり」・・・ですかね。(笑)

ジャケットやコートの後ろ身頃・・・特に「背」の部分には

動きや力が加わるので「キセ」を他の箇所より少し多く入れた方が良いです。

・・・と、オモイマス。(笑)

後中心「衿ぐり下5.0cm位までは0.5cm」「動きのある背の所は1.0~1.5cm」

「ウエスト下は0.5cm」・・・こんな風にしてキセの巾を変化させて入れます。

縫い代は「キセの多い所に対して1.0cm」

この巾を後ろ中心線の縫い代にします。

「キセはOOcm」と、いつも通りに入れる。

・・・と、なりがちですが。

「いつも通り」では都合の悪い時もあります。

素材とデザインで「ゆとりの分量」を変えた方が良い時もあります。

「ゆとりの分量」を何本の接ぎで分散させるか・・・

そんな事も時には気にしてみて下さい・・・ね!(笑)