少しだけ・・・企画のオハナシ

ワタクシのところへ、たまに。

 

「ブランド立ち上げたいんですーーーっ!!」

 

・・・って、お見えになります。(見学)

そこで!!!

 

たまには、こんなお話も良いかなと思いまして

長年デザイナーの近くで仕事してきたワタクシが

「企画」の事で少し気が付いたコトをお話しすることにシマシタ。

 

デザインをすれば誰でも「デザイナー」ってオモッテマス。

ですが、売り上げを得る為の「企画」は、ちと難しい・・・デス。

プロの企画が出してきた「絵型」には、

ちゃんとした「目的」「理由」があります。

 

なので「絵型」を見て・・・

「これは、ちびっ子(新人)だな」って、分かる時がゴザイマス。

パターンにおいても、これ然り。

 

ではでは・・・。

昔、勤めていた会社の部長が言っていた言葉。

仮に「ギャザー」が、ディディールで使いで流行っていたとして・・・

そして仮に「OOO」と言うブランドがあったとして・・・


あの時の部長の言葉を借りて言うならば・・・

 

「OOOと言うフィルターを通すとギャザーが、どう表現されるか?」

を、考えないといけないとおっしゃっていました。

 

流行の「ギャザー」をどんな風に使うか??が、大切だと言う事です。

 

「スカートのウエストにギャザーを入れる」

「袖口にギャザーを入れる」

「後身頃にメッシュゴムでギャザーを入れる」

 

売れる要素として「ギャザー」と言うディティールを・・・

「スカートに乗せて売る」「ブラウスに乗せて売る」

そう言う事なのかな?って思いました。

 

「スカート」が売れた・・・は、

「ギャザーがスカートに乗って売れた」と、言う事かもしれませんね。

仮に「レース使い」「ピンタック」などでも、同じ事です。

 

「今、流行っているディティール」を「売れる要素」として、

どんな風に利用すれば良いか?

 

こんな風に捉えて見るのも良いかもしれませんね。

 

デザイナーも感覚だけでは通用しない立派な技術職だと思いました。

 

とさ!・・・おわり。