身幅の振り分け(2)

身幅の振り分け(1)でこんなお話をしました。

*寸法を前後に振り分ける時のバランスが悪いのかも知れません。

 後ろが前より小さいと後ろが前を引っ張っていたりします。

このお話をした時は、脇に接ぎがありました。

脇線が前後の「境目」になりましたね・・・。

お忘れなく・・・脇に接ぎがなくても「脇」はあります。

「脇位置(袖下位置)」で、前後のバランスが取れるような寸法の振り分けが

できていないと、またまた前のアームホールが

体にあたってしまいます・・・よ。(笑)


「前アームホールが体にあたる」

アームホールの形ばかり気にしていても駄目です。

「体を正しくつつむ面を作る」事を目指してみて下さい。

「つつむ面の構成」を考えた時・・・接ぎのある場所で「エッヂ」が効きます。

図下のような三面、プリンセスラインの入った四面構成だと、

体を囲むように面を作っていけるので・・・

決して「楽に・・・」とは言いませんが都合は良いかもしれませんね。

(上の図)一面構成、(下の図)後ろ脇接ぎの二面構成で

体をつつむ(囲む)面を作る時は、寸法の振り分け方や、

パターン操作で少し苦労するかも知れません・・・ね。