ギャザーの見え方

これまで何度かギャザーのお話はしましたが・・・。

今日は「ギャザーの流れ方」のお話を少ししようとオモイマス。

ギャザーは基本的には・・・

「縫い目(ぐし縫い)に対して直角に流れます」

物理的に考えてアタリマエデスガ・・・。

ですが、以前こんな事がありましたぁ~。

衿ぐりにギャザーをよせたシャツブラウス。

生地が薄く張りもなく、やわらかい素材で作りました。

衿ぐりからスルッとギャザーが流れ落ち・・・

やさしい雰囲気の仕上がりになり素敵でした。(A)

・・・と言う事で、

別の生地に乗せ代えて作ったところ幼稚園のスモックのように

なってシマイマシタァ~!!(B)(苦笑)


「なんで?」と聞かれて・・・「エッ?ナンデダロウ~~」・・・困ってしまった事を覚えていますぅ。(苦笑)

このパターンの本来の姿は「B」だと思います。 実はこのパターンは人からの引き継ぎでした。

このパターンを引いた方は「A」を理想としてパターンを引いたはずです。

そして「A」のようになりましたが、それは素材の質感で「A」のようになった、ような気がします。

ギャザーの流れ方を考えて切り開く線を書きますが、

それは、あくまでも理想ですね。

「重力」が加わると予想不可能になってしまう事もあります。

張りのない生地は特にそうです。

自信のない時は、半身トワルで「重力」と相談しながら

パターンを進行してみて下さい。

 「見切り発車の出たとこ勝負」

私のように、わざわざ負け戦に挑むコトはナイデスヨォー!!!(笑)