衿付け線の傾斜

私が「衿」のパターンを作る時は・・・

既存のパターンを利用したり・・・シーチングで組んだり・・・

下の図のような、やり方で衿を書いたのは遥かとぉ~~い昔のコトです。(笑)

久しぶりに本で、この製図の仕方を見ていたら・・・ある疑問が?

★印の所にOOcmと具体的な数字が入っていましたぁ。

思い起こせば確かに昔から、ここはOOcmと書いてあったようなキガシマス。

なんで「OOcm」なんて具体的な数字が言えるんだろう??

基本的には「目安にして下さい」と言う事だと思います・・・が。

では「★」の数値は何を意味しているのか?・・・デスネ。(笑)

まず・・・

水平線を引いて、それに対して直角に「★」の長さ(高さ)を書きます。

そして、衿付け線を書いて行きますが・・・

 

一見「★」は衿付け線に関わっているように思えますが私は違うと思います。

「★」の長さに関係して来るのは「衿の外回りの長さ」だと思います。

・・・よ!(笑)

「★」の高さが低くなると「衿の外回りが短く」なります。

結果「衿腰が高く」なります。

逆に・・・

「★」の高さが高くなると「衿の外回りが長く」なります。

結果「衿腰が低く」なります。

「衿の外回りが短く」なると身頃での「衿端の着地位置」が首に近づき

「衿腰が高く」なります。

「衿の外回りが長く」なると身頃での「衿端の着地位置」が首から離れ

「衿腰が低く」なります。

たぶん、そう言う事だと思います。

(そうです!・・・と、言えないのがワタシのカッコイイところ・・・ハハッ(汗))

こんな関係を踏まえた上で製図すると「衿腰の高さ」も

コントロールしやすくなると思います・・・よ!(笑)