返り止まりの移動

時々ありますよね・・・

一瞬、頭の中が真っ白になってしまうようなオネガイゴト。(苦笑)

そんなかの一つ・・・「返り止まりの移動」

今日は、こんな風に捉えると考えやすくなりますよ・・・と、言うお話。

下図の右端の絵のように・・・

パターンの形を優先させて、返り線を開いた状態で考えると、ややこしい。

返り線で折り返し、着た時の状態で考えると

意外や意外・・・修正の仕方がボンヤリと見えて来ます。

「返り止まりが上がる」

赤い斜線の分だけ面積が増えます。

返り線で切り離し「赤斜線X2」分の面積を追加します。(開く)

「返り止まりが下がる」

青い斜線の分だけ面積が減ります。

返り線で切り離し「青斜線X2」分の面積を減らします。(たたむ)

その昔返り止まりを上げるのに・・・

第一釦の位置を単純に上に上げただけ。

そんな子がいましたが・・・(苦笑)

へんな話ですが、ジャケットのコンディションによっては、

返りが釦でひっかかり、そこで止まる。

なんてコトもない訳でも・・・ない。(苦笑)

でも、でも、でもぉ~・・・やっぱり違いますね。(笑)


パンツの丈を3.0cm長くしたい。

裾で「3.0cm追加」しますね。その分、面積が増えている訳デス。(笑)

「今あるモノ」に変化を加えたい時は、

面積をどんな風に操作するのか?・・・です。

 

面積を「増やす」「減らす」「移動させる」

面積の変化がない限り・・・「直ったね!」「良くなったね!」

・・・は、ないですよ。(笑)