一枚でも十分、用途は足せるのに・・・
なぜ? わざわざ二枚にする???
なぜならカッコ良くなるからぁ~~~!!
「カッコ良く」なる為には苦労が、ともな・・・う。
さて今日は。
「だって、そーなっちゃうの!」・・・な、理由をば、ちと お話。
説明図・1
左(説明図・1)は皆さん、ご存じ!! 二枚袖のパターン。
こんな感じですよね!
・・・で、右(説明図・1)がコイツを組み立てた時の様子。
縫い目は、クルッ!と裏側へ回り込む。(デザインにもよりますが)
まぁ、そんな感じですよね。
そして、たいがい(絶対とは言えない)
外袖の「前に伸ばし」が入り「後ろにイセ」が入る・・・かな!?
ちと、そのメカニズムをば。 (メカニズム・・・て、ドコデオボエタ??)
そうそう、組み立てると こんな感じよね。
・・・と、同時に「製図」も、こんな感じから スタァ~トォ~。
「説明図・1 右」のような状態。
さて、ココからどんな風に「外袖」「内袖」に分けるかと、ゆーと。
「内袖」は単純明快!! ズバリ!「内袖部分」を抜き取ればヨイ。
・・・で、「外袖」はと、ゆーと。
「返り線から裏へ回り込んだ分」を、返り線に付け足さねばならないーっ!
説明図・2
製図では「返り線から内袖上がり線まで」と、同じ距離の線を
「返り線の反対側(外)」に書き、袖付け線を クルッ!と反転させて着地~。
今回、後は合印(E.L)までは平行で、合印から下は、あき止まりとつなげる。
(説明図・2 左)
まっ!そんな感じで「二枚袖」は、製図しておりますが。
・・・でっ!・・・なぜ??
外袖の「前に伸ばし」が入り「後ろにイセ」が入るのか!?・・・かっ??
その理由を知りたければ、返り線からクルッ!と裏へ回り込んだ部分を・・・
これまた、クルッ!と元に戻せば謎は解けるぅ~!(フフッ。)
クルッ!と回り込む部分をカット。
・・・そして、またまた小さく横段にカット~。 (説明図・2 右)
またまたそして・・・クルッ!と、めくるぅ~。
リアルにお見せしまショー!!・・・こんな感じデス!
この、めくった紙の端が「外袖の上がり線」(接ぎ合わせる線)となります。
この時!!!
前接ぎになる線上で・・・
「重なる所が出来る」→「距離が短くなる」→「伸ばし分」
後接ぎになる線上で・・・
「すき間が出来る」→「距離が長くなる」→「イセ分」
ご参考までに。
今回の実験(?)の結果でゴザイマス!!
この「伸ばし分量」「イセ分量」の要になるのは、や・は・り !!
「返り線(案内線)の傾斜」
「返り線(案内線)のカーブの強さ」だと思います。
「目指す袖のスタイル」「切り替え(接ぎ)位置」
「使用する 生地で処理しきれる分量(伸ばし、イセ)」
そして・・・「返り線(案内線)の形状」
こんな風に、関係性が見えて来ると・・・
「二枚袖」は、ムズカシィ~ッ!!!・・・けどっ! 楽しーーかもっ!?笑